200927 第58回恂恂会読書会〜松本清張「或る『小倉日記』伝」

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今回のチューターS社長が選ばれたテーマは、短編集・松本清張「或る『小倉日記』伝」中から、短編の「或る『小倉日記』伝」と「弱味」の二編。

松本清張の初期の作品集ですが、体の不自由で孤独な青年が小倉在住時代の森鴎外の幻の作品集を追求する「或る『小倉日記』伝」は実在の人物が実名で登場する歴史小説です。

「弱味」は地方都市の要職にある官僚が、浮気の夜に旅館で盗難に遭い、その救済を市会議員に依頼したことから追い込めれていく推理小説です。

こんな場合は、どう対処したらいいのかを話し合いました。

旅館に相談して解決を依頼する

心の許せる同僚か部下に依頼する

etc.

いずれの作品も、登場する女性の描写が上手で「松本清張さんって、あの顔で女性をよく観察してのね？」と、感心してしまいます。